◆中途採用について
企業が人材を採用するための方法/中途採用のメリット、デメリット/採用力のない会社/少ないコストで質の高い人材を採用する方法/求人媒体の採用活動が成功しない原因
◆新卒採用について
新卒採用に成功する会社/新卒採用のメリット、デメリット/これからの新卒採用/採用したい人材像を明確にする/自社のアピールポイントを確認する/ターゲットへの広報戦略/採用スケジュールの設計
◆組織活性化について
組織活性化のポイントは従業員満足度にあり/ES(従業員満足度)を向上させる8つのポイント
企業が人材を採用するための方法/中途採用のメリット、デメリット/採用力のない会社/少ないコストで質の高い人材を採用する方法/求人媒体の採用活動が成功しない原因
◆新卒採用について
新卒採用に成功する会社/新卒採用のメリット、デメリット/これからの新卒採用/採用したい人材像を明確にする/自社のアピールポイントを確認する/ターゲットへの広報戦略/採用スケジュールの設計
◆組織活性化について
組織活性化のポイントは従業員満足度にあり/ES(従業員満足度)を向上させる8つのポイント
2008年11月10日
なぜ新卒採用をするのか?
先行きが見え難くなっている中で、来年以降の新卒採用をどうするかという話題が増えているようです。採用数を減らすもしくは採用をストップするという話題が多い傾向ですが、逆に増やすことを検討している企業もあり、様々な状況です。
改めて、新卒採用に対する考え方=人に対する考え方が問われている印象を受けます。「何故、新卒を採用するのか?」シンプルな問いかけでありますが、深い意味を持っているように思われます。
「何故、新卒を採用するのか?」…私がお手伝いしているある企業では、新卒を採用することは、「既存社員(特に若手社員)の成長を促すため」、そして「既存社員の成長、組織としての活性化を含め、企業として常に生産性を高める努力を継続するため」と意味づけて採用を展開している企業があります。
その企業では、毎年少数ではありますが、継続して新卒を採用しています。併せて選考する過程においても、来年どんな人材が入ったら、今の新入社員~若手社員の刺激になるかという視点で採用を進めています。従って、既存社員のレベルアップにつながらないようであれば、他社で数多く内定を獲得している優秀な学生?を落とすこともあります。
選考基準が、一般的なビジネスの基本スキル?が高い・低いと言う採用候補者(学生)のランキングではなく、現場への影響力という視点で採用している感じでしょうか。採用数が少ないためにできることかもしれませんが、絶えず現場のため、既存社員の成長のためという考え方を貫いています。
結果的には、直近5年で30名近く新卒を採用していますが、誰一人退職することなく着実にキャリアを形成している状況です(組織運営という視点で考えると、まだまだ改善すべき点はありますが…)。
冒頭の話に戻しますと、新卒採用を減らす、採用をストップするという話題が増えているのも事実です。しかし、減らすこととストップすることの意味は大きく異なります。採用業務という点で考えれば、減らす場合は、減らすと言っても一連の採用プロセスを回す必要があるため、さほど業務量、採用にかかるマンパワー、コストを縮小することにつながりません。一方採用をストップすれば、当然採用に関する業務量、マンパワー、コストを大きく削減することも可能です。
しかし、新卒採用をストップすると、ただ単に新卒者がいないというだけでなく、既存社員の成長にブレーキをかける可能性、組織全体の成長や組織の持つノウハウの伝承にブレーキをかける可能性もあります。
各企業が置かれている環境は異なり、一概に新卒採用を進めているわけではありませんが、新卒採用の見直しを行われる際には、もう一度「何故、新卒採用をするのか?」を考えることも必要ではないでしょうか。
(人材開発メールニュース 2008.11.10号より引用)
改めて、新卒採用に対する考え方=人に対する考え方が問われている印象を受けます。「何故、新卒を採用するのか?」シンプルな問いかけでありますが、深い意味を持っているように思われます。
「何故、新卒を採用するのか?」…私がお手伝いしているある企業では、新卒を採用することは、「既存社員(特に若手社員)の成長を促すため」、そして「既存社員の成長、組織としての活性化を含め、企業として常に生産性を高める努力を継続するため」と意味づけて採用を展開している企業があります。
その企業では、毎年少数ではありますが、継続して新卒を採用しています。併せて選考する過程においても、来年どんな人材が入ったら、今の新入社員~若手社員の刺激になるかという視点で採用を進めています。従って、既存社員のレベルアップにつながらないようであれば、他社で数多く内定を獲得している優秀な学生?を落とすこともあります。
選考基準が、一般的なビジネスの基本スキル?が高い・低いと言う採用候補者(学生)のランキングではなく、現場への影響力という視点で採用している感じでしょうか。採用数が少ないためにできることかもしれませんが、絶えず現場のため、既存社員の成長のためという考え方を貫いています。
結果的には、直近5年で30名近く新卒を採用していますが、誰一人退職することなく着実にキャリアを形成している状況です(組織運営という視点で考えると、まだまだ改善すべき点はありますが…)。
冒頭の話に戻しますと、新卒採用を減らす、採用をストップするという話題が増えているのも事実です。しかし、減らすこととストップすることの意味は大きく異なります。採用業務という点で考えれば、減らす場合は、減らすと言っても一連の採用プロセスを回す必要があるため、さほど業務量、採用にかかるマンパワー、コストを縮小することにつながりません。一方採用をストップすれば、当然採用に関する業務量、マンパワー、コストを大きく削減することも可能です。
しかし、新卒採用をストップすると、ただ単に新卒者がいないというだけでなく、既存社員の成長にブレーキをかける可能性、組織全体の成長や組織の持つノウハウの伝承にブレーキをかける可能性もあります。
各企業が置かれている環境は異なり、一概に新卒採用を進めているわけではありませんが、新卒採用の見直しを行われる際には、もう一度「何故、新卒採用をするのか?」を考えることも必要ではないでしょうか。
(人材開発メールニュース 2008.11.10号より引用)
Posted by ひよっこ人事コンサルタント at 09:07│Comments(2)
│新卒採用
この記事へのコメント
これは「人材開発メールニュース」のブログですか?
Posted by ひさと at 2008年11月13日 18:17
いえ、今回の記事はそちらから引用させていただいたものです。専用のブログではありませんし、直接関係はございませんので、ご了承ください。
Posted by ひよっこ人事コンサルタント at 2008年11月17日 14:00